ustやります!

雑賀です。
ゼロアカと動画はもう切っても切り離せないものらしく、比較的動画流出の少なかった形而上学女郎館も、とうとうustをやることになりました。ustです。Ustreamの略称です。どんな風になるか、詳細はまだ不明。ちなみに日程も未定です。次回詳細を待て! って感じですね。
昨日筑井さんと実験を試みましたが、文明の利器に乾杯でした。すごい時代が来たものです。見えなかったものが見えるようになるかもしれません。そんなわけでぜひ、ust開催の際は遊びに来てください。

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ust告知はさておきまして、ここで『チョコレート・てろりすと』の中身をちょっと紹介です。

ゼロアカ同人誌も全てが出揃って、今から文学フリマが待ち遠しい私です。目次を眺めて思ったことは、あらゆる中で最も未知数なものは私の小説なのではないか、と。少なくとも、今回のゼロアカで私は小説を公開しておりません(プロフィールが一応小説仕立てではありましたが)。プロの方が書かれたものは安心感がある代わりに、内容に対してそこそこ想像がつくでしょうし、門下生の書く評論も然りです。
今回なぜ小説を書いたかといいますと、まあ、書きたかったからです。道場主の東さんが講談社メールマガジン『現代新書カフェ』で言っていた、批評家育成道場であるはずなのに小説家志望という不届き者はたぶん私です。いや、他にもいるとは思いますが。その一人であるのは間違いない。
最近の私にとって、小説と批評は表裏一体です。一つの実存を示すため、批評という道具を用いて真っ向勝負をかける一方で、小説というフィクションを通してさらに深い闇に焦点を当てる。単独では示しきれないものを、双方向から書くことで浮かび上がらせてみたいからです。
根本的に、批評を書くときは読み手の度肝を抜くこと、小説を書くときは相手にトラウマを植え付けることをモットーにしている私ですが、今回だって例外に漏れないと言っておきます。いわゆるトラウマクリエイターです。これだけだとただのたちの悪い人間みたいですが、まあ、そんな感じで否定はしません。
というわけで、完全に博打ですね。私たちにとっても、同人誌を購入しようと思う人にとっても。というわけで、少しばかり内容公開です。私の書く小説に少しでも興味があるという、奇特な趣味をお持ちの方は、ぜひ試しに読んでみて下さい。とはいえ、中盤だけなので、雰囲気しか伝わらないとは思いますが。いずれあらすじを載せたいと思っています。