少女至上主義

サイガです。
考えてみれば、一度も名前にフリガナをふったことがなかったので、もしかしたら今まで読めなかった人もいたのかもしれない、と思って今日は名前をカタカナ表記です。

カレンダーはすでに9月。しかも今日は9日。二ヶ月後には文学フリマ当日なんだと思うと、時が経つのは随分と早いものですね。関門発表からも約二ヶ月。中間地点であり、折り返し地点、といったところでしょうか。同人誌制作においてはおそらく佳境……なんでしょうが、水面下で暗躍するのはどうも苦手な方なので、こうしてブログを更新してしまうわけです。ちょっと前に神秘性は重要だとか言ってたはずなんですけどね。すいません。

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筑井さんが白石さんのところのネットラジオにゲスト出演していました。
http://d.hatena.ne.jp/whitestoner/20080909/r1
当然1リスナーとして聴かせていただきました。さすがです。筑井さんらしいインタビューです。とはいえ、直接二人で会ったのは2度だけなので、らしいというのは少々語弊があるとは思いますが。イメージのぶれない人です。
私の場合、基本的にブレまくりです。書いた文章と話し方でもぶれますが、それ以前に午前と午後では別人です。下手をすれば、瞬間的な変化すらままあるという始末。まあ、職業がサービス業の代表格のような職種なので、ひとりひとりに声のトーンを合わせる癖がついてしまうわけですね。たまに、どこから声を出してるの? と聞かれます。声帯です。と言うと、怒られます。そういう声色です。カラオケに行った後、声がはりついて睡眠を妨害されたと言われたことがあります。絶対に私のせいじゃありません。なかったはずです……たぶん。


せっかくなので、私も便乗して抱負を述べることにしたいと思います。残念ながら今回、声は届きませんのでブログらしく文章で。
筑井さんも仰ったとおり、形而上学女郎館のテーマは――少女――です。残酷で穢れなく、神秘にして脅威。存在全てが横暴そのもののはずなのに、己が膝を折らずにはいられない。この世の中、無垢より怖いものはありません。笑顔ですべてが片付いてしまう、絶対的世界。……これ、何かに似ていると思いませんか?
本を開いた最初のページから、恐るべき文学の「少女性」を体感することになると思います。なにはともあれ乞うご期待っ!