同人誌の一回性

雑賀です。
だいぶ涼しくなりました。もふもふと原稿を書いています。もくもくと、ではなくもふもふと、で今回ばかりは正解です。なぜなら、リラックマの抱きまくらを買ってきてしまったから。妹が。どうして筆が鈍るようなものばっかり買ってくるんだ、妹よ! と抵抗を試みたりもしましたが、結論。抱きまくらは素晴らしい。原稿が進まないのは妹のせいです、はい。


文学フリマの当落が決まりましたね。ただでさえ少ないスペースを使わせていただく以上、仕様もない物を作るわけにはいかないなあ、と決意を固めているところです。
文学フリマは文学系同人誌の祭典ですが、ところでなぜ、同人誌なのでしょうか。未だもって衰えない同人誌の人気の理由、それは一回性にあると私は思っています。買い手である私と、ある同人誌は一期一会。売切れたら再販されることは少なく、次に自分が行くイベントにそのサークルが出てくるとは限らない。この世界で二度目がある、そんなこと考えてはいけないのです。書店委託や通販という形で一期一会感は多少薄れたにしても、イベントに参加してそれを手にすることでしか得られない何か、それこそが同人誌の魅力であると私は考えています。

そういう意味では、ゼロアカ道場の同人誌はその最たるものではないかと思うわけです。たった一日のために、作られる同人誌! これほど贅沢なものがあるでしょうか。そんなわけで、門下生の方はもちろん、道場破りの方々が作られるどの本も、私は楽しみで仕方がないわけです。
もちろん、形而上学女郎館も負けるわけにはいきませんけど! 実は結構焦っていたりもしますけど! まあ実は、裏ではいろんな手を用意しちゃったりしてるわけですけど! そんなことばっかりいつも言っているけれど、結局のところどんな内容かというと、作ってる自分自身出来上がりが楽しみなくらいです。

弁解しておきますが、口止めされてるわけじゃありませんよ? 神秘性は重要です。リラックマの人気も、背中のチャックという神秘性にこそあるのです。あの愛らしい中身が休日のダメなおっさんだろうが、ニートさんだろうが、絶世の美少女だろうが結局どうだっていいのです。秘密を内包するリラックマはかわいい。……想像すると、ちょっと怖いですけどね。中身、結構重要かも知れないってちょっと思っちゃいましたけどね。
話は完璧にそれてしまいましたが、ちゃんと頑張っています。たまには進行状況報告です。それこそがこのブログの本来の目的……のはずですしね。

                                                                              • -

遅れましたが、下記の質問の回答です。
同人誌ミシュランに送っていただく同人誌は、自分で製作されたものか、製作者の方に了承を得たもののみとさせていただきたく思います。それは、同人誌を作る目的が、「誰かに見て欲しい。感想が欲しい。だから書く」という方と、「誰にもとやかく言われたくない。書きたいものを書けるからこそ、同人誌を選んでいる」という方など、考え方は様々だと思うからです。大変申し訳ありませんが、以上の返答でご了承くださいませ。