表紙公開!

改めまして、こんにちは。形而上学女郎館の雑賀壱です。
東浩紀ゼロアカ道場 第四回関門の同人誌作成も入稿を終え、やっと表紙公開にこぎつけました。では、ご覧下さい!


表紙イラストは漫画家の砂さんに描いていただきました。『チョコレート・てろりすと』は、この美麗表紙が目印です! 砂さんによる表紙が素晴らしいのはさておきまして、中身のラインナップは以下の通りとなっております。

巻頭「百合」
 ・百合作品完全年譜
 ・『コミック百合姫』編集長インタビュー 「スリルを求める女性、安住を求める男の子」
 ・レズビアンが語る百合エッセイ 「百合の葬列」(井上メイミー)
 ・ミネオVS筑井対談 「非モテーズの異常な愛情」
 ・百合の二重拒絶論(雑賀壱)

批評小説「少女の食卓」(雑賀壱)

短歌 穂村弘 × イラスト 佐原ミズ 「手紙魔まみ、ゼムクリップの運命」

佐藤友哉インタビュー 「生まれも育ちも、空白だった――」
 ・「超越性に触れること、文学の仕事について」(筑井真奈)
 ・佐藤友哉全単行本レビュー

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日曜のシンポジウムに行かれた方、お疲れ様でした。ピンクチラシを手にされた方もいるのでしょうか? 感想や中継ブログを散策してきましたが、なんだか楽しそうでしたね。やっぱり行きたかった! ぜひ映像アップ求む、です。できることなら、熱を共有するのが一番面白いってのはわかってはいるんですけどね。
最近、ゼロアカ門下生(道場破りの方々含め)を見ていると、なんだかAKB48と被ります。毎日会える(イベントごとかな?)批評家見習い、ただし暴走必携みたいなっ! どうでしょう? 私だけですか? ……それにしても、結構挑戦してるんだけど相変わらずこの比喩難しいなあ(苦笑)。

ブログや映像を見ていて思うことなのですが、毎日会える批評家、という方向性はとても面白いことだと私は思う。たとえその存在が、軽くなってしまうとしても、威厳が失われてしまうとしても。実は以前から、私の中には批評という存在を大衆化させるという思惑が密かにあって、だから私は批評を書く一方で、ライトノベルやらエンターテイメント系小説を書くし、それを両立させえた中島梓栗本薫)を評価する。例えば歌手が歌を歌うことなくテレビや雑誌に出るように、文学者がネットを、映像を通してそれを望む人にアクセスすることはありなんじゃないだろうか。それで物書きが身近な存在となるのなら、それは私としてはしてやったりな出来事なのだ。
……そんなこと言うんなら、自分がやらなきゃだよなあと、思ったりもするわけで。ライブチャットでもやるべきですか?