文学フリマ、お疲れ様でした。

雑賀です。
3号をお買い上げいただいた方はもちろん、ブースに遊びに来ていただいた方、どうもありがとうございました。結局無料配布する予定だった2.5号を落としてしまい、当日は3号だけの販売となり大変申し訳ありません。チラシを手にした方は見ていただけるとわかりますが、アニメに傾倒したコンテンツを収録する予定だったのでした。2.5号……次こそ、ですよね!? >筑井さま

当日は筑井さんが会場に来られなかったのは残念ですが、今回もいろんな人お話することができて楽しかったです。ずっとお会いしたいと思っていた方に会うこともできましたし! 途中ブースから抜け出した折、ゼロアカ優勝者の村上君に文学フリマのパンフをネタにからかおうとしたら逆に返り討ちにあってしまったり(パンフレットの裏面に講談社BOXの広告として、顔写真が載っていたのです)、マンガ学校の生徒さんたちを生温かい目で見守ったりしておりました。あ、もちろん購入もしましたけどね! マンガ熱再発です!
以前と比べてブースの数も増えましたし、前回以上に盛況だったんじゃないかと。それでも、このまったりとした空間が失われないのは何ででしょう……不思議。文フリ熱は確かに感じられるものの、他のイベントとは明らかに違う方向に熱ベクトルが向かっていってる気がしています。これはこれでおもしろいので、たぶん絶対よいのです。


文学フリマもひと段落したということで、当分もふもふとした生活を送れそうです。師走です、大晦日です、お正月です。こたつのおともに文学な、とても素敵な季節です。
というわけで、また次の機会にお会いしましょう。このブログも、もうちょっと頻繁に更新しなきゃですねー。うん、頑張ります。とりあえず今年の目標。今年も残り少ないですけど。

それでは、良いお年を!! ←いや、年明け前に絶対更新します。本当ですって。

12月6日の文学フリマに参加します。

metaphysical_jyoroukan2009-12-05


今日の明け方まで原稿を書いていた雑賀です。いつもながらに崖っぷちですがこんにちは。
いよいよ明日に迫ってきました、文学フリマ。配置番号はQ-12 「形而上学女郎館」にて、いつものメンバー(筑井真奈、雑賀壱)でお待ちしております。

『チョコレート・てろりすと 3号』の内容は、満を持しての中島梓栗本薫追悼特集です。実は、2号のときに中島梓特集をやりたいという案は挙がっていたものの、結局準備が整わずあえなく断念。次こそ……とか、悠長なこといっていた矢先の5月の訃報でした。そんなわけで、今回はいつもに増して全身全霊! 3号の入稿はすでに終わっているので、当日にはちゃんと本が届くはず。美麗表紙が目印です。手元に画像がないので貼り付けられないんですが、とにかく私好み……ということで察して下さい。無茶振りですいません。今回こそはちゃんと見本誌を提出するはずなので、見本誌コーナーで一発で当てられた人は私にご一報を! あ、表紙にタイトルとサークル名が書いてあるからバレバレなんですけどね。それを差し引いて、当てられた人には拍手するので教えてください。拍手の練習しときます。
まあ、3号はさておき問題は2.5号です。冒頭にも書きましたが、論文を前日に書いているという有様です。同じタイトルの論を4つくらい違うパターンで完成させていたせいで、ちっとも上がらなかったのは筑井さんには内緒です。当日製本必至! そもそも、ちゃんと出来上がるのか!? ……乞うご期待。実はひそかに、表紙は私が描いています。そんな表紙も、ちらりと覗きに来て頂ければ幸いです。

明日は最初から最後まで、多少の逃亡を除いて始終ブースにいる予定です。今回もおそらくぽえぽえ座っていますので、お声をかけていただければ喜びます。文学フリマにお越しの際は、ぜひぜひ遊びに来てください。
よろしくお願いいたします。

12月6日は文学フリマへ!

大変ご無沙汰しております。筑井です。

ゼロアカ道場の優勝者も決定し、あとは村上さんのデビュー作を待つばかりとなりましたが、ゼロアカが終わっても私たち形而上学女郎館は、引き続き活動を続けて参ります。
次なる活動の場は…もちろん、冬の文学フリマ

12月6日に蒲田は大田区産業プラザPiOで開催されます第九回文学フリマに、「形而上学女郎館」はいつものタッグ(雑賀壱&筑井真奈)で参加いたします。

ブース番号はc-27、たぶん前回と一緒の場所です。


今回は、完全新作の「チョコレート・てろりすと3号」(価格500円予定)と、2号をご購入いただいた方への補遺的な位置づけとして、「チョコレート・てろりすと2.5号」を頒布いたします。
といっても2号をご購入いただいた方を全員覚えているわけではないので(だいたいはわかるけどw)、事実上の無料配布です。こちらだけ目当てにきていただいてももちろんかまいません!

3号の内容は、たぶん私が書くより雑賀さんのほうから発表してもらったほうがよいかと思うので、
そちらに譲るとします。よろしくね!


今回も力の入ったおもしろ企画をいろいろ取りそろえてご用意しておりますので、
ぜひぜひ12月6日は文学フリマにお越しください!


※諸般の事情により、私筑井は当日は午前中(10時から11時頃)までしかおりませんので、
御用向きの方はその時間にいらしていただけると非常に助かります。よろしくお願いいたします。



11月15日追記:ブース番号間違えていました。番号はQ−12になります。

村上君、優勝おめでとうございます!

雑賀です。お久しぶりです。

1年半にわたる「東浩紀ゼロアカ道場」も、とうとう決着がつきました。ついてしまいました、とどうしても言いたくなってしまうのは、やはり祭りの余韻によるものなのでしょうか?
とにもかくにも村上君、優勝おめでとうございます。そして、第六回関門に挑んだゼロアカ門下生のお二方も、本当にお疲れ様でした!


「ゴースト」な著作を通した彼はどうやら「電波」らしいのですが、そう思わなかった自分もやはり電波なのかと考えざるを得ない今日この頃です。というわけで、村上君の個人的なイメージは、愛想のいい電波仲間(とても失礼)なのですが、そんな彼がいったいどんな著作を仕上げてくれるのか今から楽しみです。
悔しい気持ちがないといえば嘘になりますし、第六回関門に合わせて気まぐれに書き出してみた文章を全文消去できない自分もここにいるわけですが、村上君のことを応援する気持ちがあることも本当です。著作完成に向けて、これから頑張って下さい! そして、人生のカーブを切らせちゃってみて下さい。ゼロアカに人生のカーブを切らされた人がおそらくそれなりにいる中で、それ以上の変化をもたらせるものを書いてくれることを信じています。などと、プレッシャーをかけてみたり。でも、期待は過剰くらいで、たぶんちょうどいいと私は思っています。


そして最後に、第五回関門の繰り返しになってしまいますが、東さん、太田さん、秋元さん、そしてもちろん講談社BOXスタッフの方々、本当にお疲れ様でした。
基本、ゼロアカ関係者と会うことのない地方に住む私にとって、参加している間、ゼロアカはどうにも現実感のない出来事だったのですが、こうして結末がついたことでやっと現実だと実感することができたような気がしています。思えば一年前は、第四回関門とザクティ革命真っ最中だったんですよね。……って、うわあ。一年経つのって早いですね! 何だか年寄りくさいことを言い出した気がしますけどね! BOXサイトに載ってる年齢が、完全に詐称であることにたまに落ち込んだりしますけどね。私はたぶん元気です。


なんだかんだと書いてしまいましたが、とにかく最後にこれだけは。
ゼロアカ、本当に楽しかったです! ありがとうございました!

アニメ化物語オフィシャルガイドブック本日発売!

雑賀です。
お久しぶりついでに、お知らせです。
『アニメ化物語オフィシャルガイドブック』に、西尾維新論「回文仕掛けのナイトメア」を書かせていただきました。
ゼロアカ以後、初の商業媒体での論文です。といいますか、人生初! 書いた本人が一番信じられないような出来事ですが、6月29日(月)発売のはずなのに近所の本屋に並んでない(とはいえ、それはいつものパンドラも同じだ!)けれど、それでもどうやら発売するみたいです。
実物を見たら間違いなく魂消ます。寝転んで読んだら埋もれるくらい、とっても大きな御本です。これを電車で読んでる人がいたら、迷わず私は勇者って呼ぶよ! JR車内で叫んでやるよ! ついでにいえば、アニメ系雑誌禁止の学校でバレずに貸し借り遂行できた人いたら御一報を。賞賛……なんて言葉じゃもう足りない、私は迷わず崇めるよ! というくらいの大きさです。もちろん大きさだけじゃなく、中身も見ごたえ読みごたえ十分で素敵な一品なんですけどね。
是非一度、手に取ってご覧ください。そして驚け。


なんにせよ、私なりの西尾維新さんを文字数ぎりぎりいっぱい語ってみたつもりです。読んでいただけたなら至福の限り。感想はもちろん、異論反論も喜んでお待ちしております。

いよいよ、アニメ『化物語』放映も間近に迫ってきましたね! 楽しい夏になりそうです。

中島梓さんの死去について

雑賀です。
とりあえず、自分自身の目に見える形で文にでも起こしておかないと、あまりにも実感がわかないのでこうして書いているわけです。エントリやニュースなどにもざっと目を通してみたけれど、やはり栗本薫の名義が多いので、ここでのエントリ名はあえて中島梓。私自身は中島梓栗本薫の順に入ったのだけれど、そういう人はやはり稀なのでしょうね。

結局『グイン・サーガ』は未完のままで終わってしまったとか、JUNE界における一時代の終焉だとか、人それぞれ栗本薫を通して「終わる」ものは数あるのだろうけれど、それら僕には到底把握しきれないたくさんの出来事が、「作家・栗本薫の死」というただ一つの事象に収束されてしまうのだから、それは何だかとてつもなく大きくて、それでいて些細なことのように僕は感じてしまうわけです。
死というものはやはり一つの終わりであって、それでいて一つの始まりなのでしょう。死すらも情報に、そしていずれは資料と成り果てる。そのときが僕はとても怖い。
栗本薫は書くのを止めない――今まで、これは僕ら読者にとっての暗黙の了解ですらあった。今のところ終わらないかもしれないが、とりあえず続くことだけは保障されている。だからこそ、いままで与えられる者(=読者)はただそれを待っていればよかったのだ。それが突然終了する。その、唯一書くことを止める瞬間が今日、来てしまったという事実。リアルタイムの喪失とは、いったいどんな感覚なんだろう……そんなことをふと想像してしまったりしている。

いまいち取り留めのない文章ばかりが思い浮かぶ。というわけで、本日はこれでおしまいです。


少なからず自分に影響を受けた人が亡くなるというものは、本当に喪失感の漂うものなんですね。実は結構前から言っているのだけれど、「中島梓論」は、やはり一度きちんと書いておきたい。と、宣言。

心からその早すぎる死を悔やむとともに、謹んでご冥福をお祈りいたします。

文フリお疲れ様でした。

雑賀です。当ブースにお立ち寄り頂いた皆様、ありがとうございました! 
とりあえずの参加表明だけで、本の内容も表紙も告知していないというグダグダな状態だったのにも関わらず、声をかけてくださった方もいて嬉しかったです。ゼロアカ界隈の方と久しぶりにお会いできたのはもちろん、とても楽しい時間が過ごせました。直に本好きの方とお会いできる空間っていいですね。
前回は全く回りが見えない状態だったので、今回やっと文学フリマに参加できたという感じです。なんだかまったりしてました。自分もまったりできました。こっちがたぶん、本当の文学フリマなんでしょうね。あれはあれで凄まじくてよかったけれど、これはこれでまた一興です。


今さらながら、表紙をさらしてみたりなど。

こんな本を作りました。新刊を出すのって本当に緊張しますね。お手に取って下さった方が、気に入って下されば幸いです。
ちなみに「アリス症候群」とは、海外のゴシック趣味とは一線を画す、日本製ゴシック風味の物語にはまる少女たちのことをさしています。……いや、何人かの方に聞かれたもので。ちなみに造語です。ええ。なぜ「アリス症候群」なのかは、本論を読んでいただくとわかる流れになっているのでした。こういう告知を先にやっておけばよかったんですよね、たぶん。

水面下では、vol.3の計画も練られていたりします。vol.2をはるかに上回る内容になるはず! 今回の教訓をいろいろ生かして、頑張っていきます。いや、ちょっとは成長しないとね。
それでは、次回の文学フリマでまたお会いしましょう。